テレビなどでも特集されることが増えた「美肌菌」。
美肌を作り出しているのはある「菌」であるという結果が最近判明してきました。
その「菌」こそが、表皮ブドウ球菌(=美肌菌)です。
表皮ブドウ球菌は、肌を弱酸性に保ち、バリアを作り悪玉菌が悪さをすることを防ぎます。
さらに、皮脂や汗をエサにして、天然の保湿成分であるグリセリンを作ったり、有機酸や脂肪酸を分泌して肌を弱酸性にしたり、美肌になるためには欠かせない働きを行います。
肌のコンディションは、この美肌菌のバランスによって左右されることが多く、「肌の状態が悪いな」と感じる場合は、黄色ブドウ球菌が角層を破壊して、乾燥させている可能性大。
表皮ブドウ球菌が活動しやすい環境を作ることをこのサイトでは「菌トレ」と呼んでいます。
青木皐医学博士
青木皐医学博士
僕は肌のコンディションを3つのレベルにわけています。
まずはマイナスレベル。乾燥する場合と、脂性になる場合の2パターンがあります。乾燥の場合は、洗いすぎや栄養不足、便秘などが原因で、脂性の場合はストレスなどによる皮脂の過剰分泌が原因です。
次はゼロレベル。肌の調子が良く、黄色ブドウ球菌の出番がない状態です。保湿を気を付ければ、ますます美肌菌が元気になります。
最後はプラスレベル。ゼロレベルの健康な肌の上に、メイクや美白、シミ取りなど、個人の目的にそった美容を行なう段階です。
みなさんの肌がまずゼロレベルに、そしてプラスレベルになるよう、ライフスタイルを変えていきましょう!
近年、スキンケアの新常識として注目を浴びる「美肌菌」に着目したスキンケアシリーズ。
無鉱物油と石油系界面活性剤不使用など14種類のフリーを実現したこだわりが肌本来の潤いと美しさへと導きます。
「肌の調子が悪いな、がんばってスキンケアしているはずなのに!」と感じている女性が、鏡を見るたび気持ちが上がる肌になれるようにという想いを込めて作られています。
美肌菌(皮膚常在菌)は、肌を守っているので、減ることでさまざまなトラブルを起こします。
乾燥、くすみ、にきび、しわ、たるみ、キメの粗さ…これらはすべて美肌菌に影響されると言っても過言ではありません。
とくに、肌のキメは、美肌菌命名者出来尾先生いわく、美肌菌だけが整えられるとのこと!
常にうるおっている、キメの細かいお肌になります♥
「美肌菌」の名付け親、皮膚科医の出来尾格先生は「美肌菌がしっかり働けば、肌は乾かない」と言うほど、美肌菌はお肌にとって欠かせない菌なのです!
皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層にわかれており、いちばん外側の表皮の厚さは、わずか0.2ミリ!
表皮の中は、角質層・顆粒(かりゅう)層・有棘(ゆうきょく)層・基底層にわかれていて、美肌菌は角質層の表面と内側の細胞のスキマに住んでいます。
クレンジングしたあとに洗顔。普通の光景ですが、これは美肌菌が弱ってしまう行動のひとつ。
W洗顔で、美肌菌までもが洗い流されてしまうのです。では、どんな洗顔方法がいいのかは、こちらの美肌菌を増やす洗顔方法のページにくわしく掲載しています。
乾燥も美肌菌の大敵。菌は生き物なので、肌や空気中から水分を摂取できないと、弱ってしまうのです…。人間が生きるために水が必要なのと一緒ですね。乾燥で美肌菌が減り、美肌菌が減ることでさらに乾燥するという負のループにおちいってしまうことも!
ストレスや睡眠不足は万病のもとですが、美肌菌にも大きなダメージを与えます。
免疫細胞が発動し、肌常在菌や腸内細菌にも影響を及ぼし、菌のバランスを崩すことになってしまうからです。
美肌菌のために普段からできそうなことをこちらにまとめているので、チェックしてください。
肌への刺激が強すぎるものは、美肌菌にとってはマイナス。普段、肌のためにやっていたはずのことが、実はダメだったなんてことも…!代表的なNGは以下。
直接肌に刺激を与える美顔ローラー、角質層を削り取ってしまう毛穴パック。お肌をふやかしすぎる長風呂やスチーマーも、あまりおすすめできません。
高密度・高機能の美容液も、角質層を破壊してしまうおそれがあるのだとか。
菌を増やす食べ物というと、ヨーグルトなどが想像できますが、ほかにこれと言った食品はあるのか、まとめています。忙しくて自炊ができない働き女子のために、外食で心得ておきたいコツも伝授します。
「美肌菌ラボ」は、人が本来もつ美肌菌の力で素肌美人になろうという目的をもって結成されたものです。
美肌菌のホントのこと、増やし方、NGスキンケアなどをわかりやすくまとめています。
サイトの情報は専門家のインタビュー、各種書籍を参考にしております。書籍などは「運営者情報」のページにまとめて記載しておりますので、ご確認ください。
肌フローラの書籍を出版している薬剤師。調剤併設ドラッグストアにて4年間勤務し、現在はイギリス在住。テレビなどのメディア対応、観光大使などを経験。医学的根拠に基づいた正しい情報発信をモットーにしている。
看護師、保健師、スキンケアアドバイザー資格を保有し、メディカルエステサロン代表、メディカルアートメイクサロン経営を行なう。座右の銘は「素肌美人」。乾燥肌、一部はオイリー肌という混合肌で、さらに敏感肌。保湿命。
30代に入り今までのスキンケアでは肌質が保てないことに気づき、菌トレに着目した基礎化粧品「SiNTO」を自ら開発した生粋の美容マニア。同じ年代の女性に、菌トレの良さを広めたいと思っている。
医学博士、(株)コントロール・ラボ 相談役。昆虫・微生物学の研究に従事後、1990年に株式会社コントロール・ラボを設立。
「人体常在菌のはなし ―美人は菌でつくられる」(集英社新書)「菌子ちゃんの美人法」(WAVE出版)、「ここがおかしい菌の常識」(集英社文庫)、「ビジュアル図解 よくわかる菌のはなし」(同文舘出版)など、人体常在菌に関する本を多数出版。