美肌菌を増やす基礎化粧品

伊藤麻利奈さん
伊藤麻利奈さん
肌フローラスペシャリスト
伊藤麻利奈

肌フローラの書籍を出版している薬剤師。調剤併設ドラッグストアにて4年間勤務し、現在はイギリス在住。テレビなどのメディア対応、観光大使などを経験。医学的根拠に基づいた正しい情報発信をモットーにしている。

どんな基礎化粧品を
選ぶべき?

最近は、美肌菌を増やすために、乳酸菌が配合された化粧品なども販売されており、美肌菌の活性化を狙ったアイテムが続々と出てきました。

化粧水やジェル洗顔料など、さまざまなタイプの菌活アイテムが雑誌やメディアなどで紹介されています。

美肌菌を活かす基礎化粧品を選ぶ際には、角質層を守ること、そして美肌菌を守ることができるかという点に注目して選ぶと良いでしょう。

選んではいけない化粧品を知ることができれば、選びやすくなるので、NG基礎化粧品を次に解説します。

美肌菌を育てるためにおすすめの成分

美肌菌は、「オリゴ糖」や「乳酸菌」との相性がいいと言われています。

オリゴ糖は、美肌菌である表皮ブドウ球菌のエサとなり、美肌菌の活動を活発にします。脂肪酸を放出したり、美肌菌の増殖をサポート。この時放出された脂肪酸は、肌を弱酸性に保ち、肌のバリアの役割を果たします。

乳酸菌から作られる発酵物も、美肌菌のエサになり、菌が増える手助けをしてくれる成分です。ま肌の保湿因子であるアミノ酸や乳酸なども含まれており、美肌づくりの手伝いをしてくれます。

美肌菌にNGな
基礎化粧品とは

美肌菌と相性の良くない成分として、アルコールや界面活性剤、防腐剤、殺菌剤などの添加物が挙げられます。いずれも化粧品に含まれることの多い成分です。
これらの添加物は、雑菌を抑制するために含まれていますが、美肌菌の活動も抑制してしまいます。
アルコール、界面活性剤、防腐剤や殺菌剤の含まれていない基礎化粧品を使用した方が、美肌菌を守ることができます。

また、肌に「浸透させる」タイプの化粧品も、アルコールや尿素、界面活性剤を使用していることが多く、結果的に肌を溶かして、角質層=バリア機能を壊してしまうことにつながるので、避けたほうが無難です。

肌が添加物にふれるタイミングは、できるだけ少ない方が美肌菌にとってはプラス。しかし、添加物が全く入っていない化粧品の使用を安易にオススメすることはできません。

添加物の全く入っていない化粧品は、入り込んだ雑菌を抑制することができず、化粧品自体が雑菌だらけになる可能性があります。
結果的に、雑菌だらけの化粧品を顔に塗り広げて、悪玉菌がたくさんいる肌になってしまっては、元も子もないですよね。

添加物とうまく付き合っていくことは、美肌菌を育てるために必要になってきます。化粧品に入っている添加物によって、美肌菌への影響も変わってきます。

なぜ「浸透」タイプが
ダメなの?

よさそうな「浸透」タイプが美肌菌に良くないという理由をご説明するために、少し角質層についてお伝えさせていただきます。

つるつる肌、うるおい肌が理想といわれますが、そのような肌になるためには、角質層と呼ばれる皮膚の一番外側部分が整っていることが重要なのです。

角質層が整っていると肌がきれいに見えるのですが、この角質層は実は0.02ミリメートルしかなく、角質細胞が10層くらいに積み重なって構成されています。

美肌菌は、この角質層の表面と角質細胞同士のすき間に棲んでいて、皮脂や汗をエサにして活動しています。先ほどお話しした界面活性剤などを含む基礎化粧品や「浸透させる」タイプの化粧品の使用は、この美肌菌のおうちともいえる角質層を壊してしまう可能性があるのです。

「浸透させる」タイプの化粧品は一度、角質層を壊して、成分を肌に入れようとします。この時点で角質層が乱れてしまい、美肌菌が育つ環境も乱れてしまいます。

化粧水のつけすぎも実は角質層のバリアがふやけ、角質層をめくれ上がった状態にしてしまいます。角質層が乱れたままになると肌の乾燥がどんどん進んでしまうのです。

まずは、化粧水や美容液が美肌菌や角質層にやさしいものなのかを確認してみましょう。

もしかしたら、あなたの美肌菌は化粧品によって減っているかもしれません。

美肌菌を育てる基礎化粧品を選ぶことが大切

「殺菌作用あり」や「肌に浸透させる」という表記があるものは美肌菌にダメージを与える可能性があるため、オススメできません。
「殺菌作用」のあるものですと、菌と一緒に美肌菌も減らしてしまう可能性があります。「肌に浸透させるタイプ」の化粧品は美肌菌のすみかである角質層を荒らしてしまい、結果的に美肌菌を減らすことにつながりかねません。

どちらも美肌菌の活動を抑制してしまうため、避けた方が良いでしょう。

できるだけ、添加物の少ないものを選ぶようにしたり、育菌用の商品を選ぶようにすると美肌菌へのダメージが少なく、効率よく美肌菌を増やすことができます。

美肌菌を育てたい場合は、目的に沿った基礎化粧品、例えば、乳酸菌発酵物が入っている界面活性剤(肌への浸透を目的としたもの)フリーの商品などを選ぶと、美肌菌に負担をかけずに育菌できるでしょう。

無添加タイプの化粧品を使用する場合は、必ず使用期限を守って早めに使い切ることが大切です。

肌断食は効果あり?

みなさんは肌断食(はだだんじき)という言葉を聞いたことがありますか?

肌断食とは、肌に何も与えない、つけない、ということを徹底し、メイクだけではなく、基礎化粧品の使用もストップして素肌で過ごす方法です。

過度に化粧品を使用している肌は、化粧品の力に頼って甘えてしまい、もともと肌に備わっているパワーが弱まっている状態に陥っています。

それらの化粧品の使用を一度やめて、肌本来の能力を回復させる目的で行われるのが肌断食です。肌自体の保湿機能やバリア機能のはたらきを復活させるとされているので、挑戦してみてもいいかもしれません。

ですが、突然全てのスキンケアやメイクをストップするのは難しいところ。

まずは先ほどあげたNG基礎化粧品を使っている場合やめてみたり、週に1回でもノーメイクの日をつくることも効果的。

自分の肌を守れるのは自分だけなので、ぜひやっていきましょう。

専門家コメント
Expert comment
M・Sさん
M・Sさん
菌トレ(菌活)
基礎化粧品開発者
M・S

基礎化粧品は、文中にも記載がありますがお肌にダメージを与えない成分を選ぶべき。
世の中にある基礎化粧品の中には、浸透感を与えるためにアルコール(エタノール)を配合している商品もありますが、お肌が弱っている時はとくに刺激になってしまいます。
今回開発した基礎化粧品でも配合成分にはとことんこだわりました。
お肌に優しい=効果が弱いと思う方もいるかもしれませんが、美肌菌という強力な味方に頑張ってもらうには、肌に負担をかけないスキンケアが美肌になる為の一番の近道です!

Profile

30代に入り今までのスキンケアではダメだと感じ、菌トレ基礎化粧品「SiNTO」を自ら開発した生粋の美容マニア。同じ年代の女性に、菌トレの良さを広めたいと思っている。

Mさんが開発した
SiNTO公式サイト

青木 皐
青木 皐
菌の研究家
青木 皐

洗顔後はすぐに化粧水で保湿をしましょう。講演などで、「お風呂のあとすぐに化粧水をしていますか?」と聞くと、みなさん「はい」と答えてくださるのですが、よくよく聞くと、「体の水分を全体軽く拭いてから」「肌着を身に着けてから」という方がほとんど。その間にも皮膚は乾燥していくので、とにかく保湿!すぐ保湿を意識してください。

菌子ちゃんの美人法
Profile

医学博士、(株)コントロール・ラボ 相談役。昆虫・微生物学の研究に従事後、1990年に株式会社コントロール・ラボを設立。
「人体常在菌のはなし 美人は菌でつくられる」(集英社新書)「菌子ちゃんの美人法」(WAVE出版)など、人体常在菌に関する本を多数出版。

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運営メンバー
紹介
名前
肌フローラスペシャリスト
伊藤 麻利奈
名前
看護師
美容オタクライター
RIKO
名前
美肌菌トレ基礎化粧品
開発者
M・S