美肌菌を増やす洗顔、クレンジング方法

洗顔の仕方ひとつで、美肌菌が生きるか死ぬかが決まります。あなたの洗顔方法、アップグレードして、毎日自然に菌トレしましょう!

伊藤麻利奈さん
伊藤麻利奈さん
肌フローラスペシャリスト
伊藤麻利奈

肌フローラの書籍を出版している薬剤師。調剤併設ドラッグストアにて4年間勤務し、現在はイギリス在住。テレビなどのメディア対応、観光大使などを経験。医学的根拠に基づいた正しい情報発信をモットーにしている。

洗顔は1日1回って本当?

なさんはどんな時に洗顔しますか?

朝起きた時、化粧を落とした時、夜寝る前など…

少なくとも1日2回以上洗顔をしている、という人は要注意。洗顔料を使用した洗顔は、美肌菌である表皮ブドウ菌を過剰に洗い流してしまっている可能性があります!

美肌菌をキープするためのオススメの洗顔方法は、洗顔料の使用を1日1回にすることなんです。

例えば、朝は洗顔料を使用せず、ぬるま湯のみで洗い、夜お風呂でメイクを落とす時に洗顔料を使用して洗うようにすると美肌菌をキープすることができます。

また、洗顔料を使用せず、ぬるま湯で顔を洗うことで、美肌菌の取り過ぎを防ぎます。

洗顔料を使わないと汚れが落ちた気がしないという方も多いかもしれませんが、美肌菌を肌にきちんとキープしてあげるためには、洗顔しすぎないことも大切なポイント。

美肌菌は皮脂や汗などをエサにして弱酸性の環境を保ちます。

洗顔料を使うとエサになる皮脂や汗も肌の上からいなくなってしまい、美肌菌が活動できなくなってしまいますが、皮脂や汗を残しておいてあげることで、肌の弱酸性のバリアを保つことができます。

肌の状態が安定しないときは、メイクを極力控え、洗顔料は使わないでぬるま湯のみで洗顔をするという方法も美肌菌のためには効果的。

洗顔は1日1回の方が肌にいいなんて、少しラッキーだと思いませんか?

今まで、やらなきゃ!と思っていた習慣を減らすだけで美肌菌を増やせる可能性がぐんと上がるんです。

W洗顔は美肌菌の敵

メイクをして仕事に行くのが当たり前になっている生活で、家に帰ってきたら、クレンジング剤を使ってメイクを落とし、そのあと、洗顔料を泡立てて顔を洗う…きっとこれは今まで当たり前もしくは最適とされていた洗顔方法ではないでしょうか?

実は美肌菌にとってはW洗顔はNG!

肌に良いはたらきをしてくれる表皮ブドウ球菌を洗い流してしまい、肌をアルカリ性に傾けてしまう行為なのです!

この状態が続くと肌の免疫力が低下し、黄色ブドウ球菌などの悪玉菌が増え始めてしまうことに。

クレンジング剤には「界面活性剤」が多く含まれており、肌の汚れを包み込むように落とします。

しかし、美肌菌にとっては、とても強すぎる存在。界面活性剤は必要な皮脂までも溶かして、美肌菌と一緒に取り去ってしまうのです。

どうしてもクレンジング剤が必要な場合は、成分表示を確認し、できるだけ界面活性剤の含まれていないもの、不必要な添加物の含まれていないものを選ぶように心がけましょう。

また、短い時間で手早くメイクを落としましょう。

弱酸性の洗顔料は
意味がない?

肌を弱酸性に保つために、弱酸性の洗顔料や化粧品を使うのが良いの?と思われるかもしれません。

でも実はこれらを使用したからと言って、肌が弱酸性に保たれるわけではないのです。

大人の肌は弱酸性のバリア(皮脂膜)で守られていますが、これは季節や気温、時間帯によっても変動します。そのため、一時的に弱酸性のアイテムを使用したとしても、すぐに変動してしまうと考えられます。

結局のところ、肌の上に常に弱酸性のバリアを作るためには、美肌菌である表皮ブドウ球菌を肌の上でしっかりと育てることが重要なのです。

洗顔をしすぎないことや界面活性剤が含まれるアイテムを極力使用しないことを心がけていくことで、美肌菌が棲みやすい環境を作ってあげることができます。

私たちが使うべきは、美肌菌を守りつつやさしく汚れを落とす、泡立ちのいい洗顔料です。

美肌菌のための
正しい洗顔方法

洗うと簡単に減ってしまい、簡単に増やすことはできない美肌菌。

では、どのように洗顔を行えば、美肌菌を守り育てることができるのでしょうか?

今日から実践できる正しい洗顔の方法をチェックしてください!

洗顔後、美肌菌完全復活
には
12時間かかる

美肌菌である表皮ブドウ球菌が洗顔によって流された後、美肌菌たちが復活するまでには、なんと12時間以上かかると言われています。

例えば、朝8時と夜20時に洗顔をする生活を続けていたらどうなるかを想像してみましょう。

朝8時に洗顔すると顔の皮脂や汗と一緒に美肌菌が流されます。そこから12時間かけて美肌菌が戻ってくるのです。

しかし、その12時間後、また洗顔をしてしまったら、せっかく復活した美肌菌たちが洗い流されてしまいます。

これでは肌を弱酸性に保つことは難しくなってしまいます。

洗顔の頻度が多い人は、美肌菌と弱酸性のバリアをキープするためにも洗顔の回数を減らしてみることからスタートしてみてはいかがでしょうか?

スクラブ洗顔やピーリングは美肌菌に悪影響?

美肌菌を増やすことを考える場合、スクラブ洗顔やピーリングなどで頻繁に角質を落とすことは、あまりオススメできません。
一時的にゴワゴワした古い角質がなくなるので、つるっとした肌を手に入れることができるのですが、美肌菌を増やすことには向いていません。

なぜなら、角質層は美肌菌にとってのお家だからです。スクラブ洗顔やピーリングをしたあとは、美肌菌の数も減ってしまいますし、美肌菌のエサになる皮脂もなくなってしまいます。
美肌菌が増えて、角質層が整えば、肌の代謝も良くなり、古い角質は自然とはがれ落ちるようになります。

もしスクラブ洗顔やピーリングを使用したい場合には、毎日行わないこと、力をいれずに優しく行うこと、目まわりなど皮膚の薄いところには使用しないなど、注意しながら行うようにしましょう。

美肌菌を減らさない「水だけ洗顔」とは

美肌菌を減らさないために、「水だけ」で洗顔することもおすすめです。界面活性剤が含まれている洗顔料を使用しての洗顔は、美肌菌をごっそりと洗い流してしまうことになります。

以下で、美肌菌を肌にキープする、洗顔料を使わない「水だけ洗顔」を紹介します。朝晩洗顔をしている場合、朝だけでも水だけ洗顔に切り替えることで、美肌菌の数が増えやすくなるでしょう。

「水だけ洗顔」の仕方

まず、水のみで顔全体を洗います。汚れや肌のゴワツキが気になる場合は、38℃くらいのぬるめのお湯もオススメです。
手が直接肌に触れないように、すくった水を肌に押し付けるイメージで洗うのが良いでしょう。水流が起こり、汚れが落ちやすくなります。
洗顔料を使用した洗顔よりも、菌の数をキープできるのが魅力。

洗顔後は、清潔なタオルで軽く抑えるように水気を拭き取り、保湿ケアを行います。保湿のためのスキンケア用品をしっかりつけて乾燥を予防しましょう。

ニキビができやすい、皮脂が気になるなどの悩みがある場合は洗顔料を使って、ニキビができやすい部分やベタつきやすい部分のみに洗顔料を使用すると良いかもしれません。
洗顔料を使用する場合は、しっかりと泡立てた洗顔料をのせ、泡が広がらないように気をつけて洗い流しましょう。

「水だけ洗顔」が菌トレにおすすめな理由

美肌菌は水で洗い流すだけでも簡単に流れてしまいます。洗顔料を使用した場合、美肌菌のエサとなる皮脂や肌を守る弱酸性のバリアも一緒に流れてしまいます。
一度流れてしまった美肌菌が元の数に戻るまでに約8~12時間かかると言われています。

だからこそ、洗顔後も美肌菌を肌の上にキープできる「水だけ洗顔」がオススメなのです。美肌菌の数を多く維持できるほど、肌に良いサイクルが続きます。

専門家コメント
Expert comment
M・Sさん
M・Sさん
菌トレ(菌活)
基礎化粧品開発者
M・S

菌活を意識した基礎化粧品を開発する際にこだわったのが、洗顔料のもっちりとした泡です。
か弱い泡だと、すぐに潰れて顔をこする原因になるので、泡パックができるくらい顔から落ちない弾力のあるもっちり加減を実現するために、試行錯誤しました。
それくらい洗顔は美肌菌にとって大事なのです!

Profile

30代に入り今までのスキンケアではダメだと感じ、菌トレ基礎化粧品「SiNTO」を自ら開発した生粋の美容マニア。同じ年代の女性に、菌トレの良さを広めたいと思っている。

Mさんが開発した
SiNTO公式サイト

青木 皐
青木 皐
菌の研究家
青木 皐

泡立ちのいい洗顔料を使っていても、ゴシゴシこすっては意味がありません。こすらなくて汚れがとれるの?という声が聞こえてきそうですが、泡というのは、顔に置いたあと何もしなくてもシュワシュワと音を立てていますよね。
これ、超音波洗浄機と同じような役割を果たしているんです。よくメガネ屋さんにあるメガネを洗う機械と同じ原理です。超音波が顔の細かい部分にも入り込み、汚れをとってくれます。だから、顔の上から泡を押し込むように、やさしく押さえるだけでいいのです。

菌子ちゃんの美人法
Profile

医学博士、(株)コントロール・ラボ 相談役。昆虫・微生物学の研究に従事後、1990年に株式会社コントロール・ラボを設立。
「人体常在菌のはなし 美人は菌でつくられる」(集英社新書)「菌子ちゃんの美人法」(WAVE出版)など、人体常在菌に関する本を多数出版。

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紹介
名前
肌フローラスペシャリスト
伊藤 麻利奈
名前
看護師
美容オタクライター
RIKO
名前
美肌菌トレ基礎化粧品
開発者
M・S