肌に悪さをする黄色ブドウ球菌、レンサ球菌

伊藤麻利奈さん
伊藤麻利奈さん
肌フローラスペシャリスト
伊藤麻利奈

肌フローラの書籍を出版している薬剤師。調剤併設ドラッグストアにて4年間勤務し、現在はイギリス在住。テレビなどのメディア対応、観光大使などを経験。医学的根拠に基づいた正しい情報発信をモットーにしている。

黄色ブドウ球菌とは

黄色ブドウ球菌 引用元:札幌市 https://www.city.sapporo.jp/eiken/infect/msp/msp/aureus.html

黄色ブドウ球菌(学名:スタフィロコッカス・アウレウス)は、顕微鏡で見ると、丸い菌同士がくっついて果物のブドウの房(ふさ)のような形を作っています。

美肌菌である表皮ブドウ球菌と形は似ていますが、黄色ブドウ球菌は性質が違います。

黄色ブドウ球菌は、弱酸性の状態の肌の上では、増殖することができません。

この菌は免疫力が下がっているときや肌がアルカリ性になっているときに悪さをすることで知られています。

黄色ブドウ球菌が増えた食材を食べると食中毒を起こしたり、病院の中で免疫力のない入院患者さんたちに感染したりと、医療関係者から見てもとても厄介な存在です。

この黄色ブドウ球菌も、表皮ブドウ球菌やアクネ菌などと同じく、どんな人の肌の上にも存在する菌なのです。どんなに清潔にしていても、肌の表面や毛穴に存在しています。

少し怖がらせてしまったかもしれませんが、普段、弱酸性の肌の上にいる状態の時は大人しく、特に悪さをすることはありません。

しかし、肌がアルカリ性の状態になったり、傷を受けた状態になると途端に増え始めます。きちんと処置をせずに、傷を受けた皮膚をそのままにしておくと、炎症やかゆみなどを引き起こしたり、化膿し悪化させてしまったりすることもあるのです。

レンサ球菌とは

レンサ球菌 引用元:金沢大学 https://sokamoto-lab.w3.kanazawa-u.ac.jp/research/

レンサ球菌(学名:ストレプトコッカス)もヒトの体に常に存在する菌の一種です。「連なった鎖」のように見えるため、レンサ(連鎖)球菌と呼ばれています。

普段は悪さをすることがない菌ですが、免疫が弱っていると肌に赤みやかゆみを引き起こしたり、身体の中に入ると扁桃腺炎やのどに炎症を起こしたりします。

これらの悪玉菌は「弱酸性の肌のバリアがしっかりできている状態=美肌菌(表皮ブドウ球菌)がしっかりはたらいている状態」であれば悪さをすることはありません。

表皮ブドウ球菌を維持できる生活を送るようにしましょう。

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